抗がん剤治療の副作用はいろいろありますが、よくあるのが高熱です。
白血病の抗がん剤治療をしている夫も、何度も高熱には悩まされました。高熱は何の前触れもなく起きることもあれば、前兆が体に起きることもあります。
その高熱が出る前兆、夫に起きた症状を紹介したいと思います。
熱が出る前兆
・頭が重く感じる
・手足が冷たくなる
・手足または身体がまだらに赤くなる
・寒気がする
・震えがくる
【なんとなく頭が重い】
頭が重く感じてしばらくすると、熱が上がり始めることがありました。これはベッドに横になるほどの辛さはなく、軽い前兆でした。
【手足が冷たくなる】
普段夫は手も足も温かく、冷え性でもありませんが、何かの拍子に手に触れると凄く冷たくてなぜこんなに冷たいのだろうと話していると、その後、熱が上がることが多かったです。
これは手だけではなく足も冷たくなり、入院中には電気毛布を借りていたので、強にして暖めてもなかなか温かくなりませんでした。手足が冷たくても寒気とは違うようです。
【手・足・体がまだらに赤くなる」
これは足だけの場合もあれば、身体全体だったり、赤くなる場所はいろいろありました。身体が赤くまだらになっているのを始めて見た時は、驚いてすぐに看護師さんに知らせ、医師にも診てもらいました。
抗生剤の点滴や輸血の後に赤味が出た時は、アレルギー反応かもしれないと言う話でしたが、点滴の後でなくても赤くなることがあり、そのあと必ず発熱したので熱が出る前兆だと思います。
【寒気がする】
寒気がするとか、ゾクゾクするなど、熱が上がる前兆として良く知られる症状です。
【震え】
夫の場合寒気がして、急にがたがた震えだし高熱がでる「悪寒戦慄」を何度か経験しています。目の前で、寒いと言ったら急に震えだしたので、初めて見た時は本当に驚きました。
この震えがくると、かなりの高熱が出ます。
悪寒戦慄の記事はこちら
熱が出た時の対処法
あくまで夫の場合なので誰にでも起きる症状ではないと思いますが、熱が上がる前兆に気がつけば、ベッドに横になるなど安静にしたり、体温計や解熱剤を用意するなど、予め備えることができます。
・アイスノン、氷枕で冷やす
・解熱剤を飲む
・解熱剤の点滴
解熱剤を飲む目安が38℃だったので、それまではアイスノンや氷枕で冷やします。
38℃を超えると解熱剤の服用もしくは点滴。
これは、その時の状態で変えていたようです。飲み薬が多かったですが、いろんな薬を何種類も飲んでいたので、胃痛で飲めなくなったときは、点滴をしていました。
抗がん剤の副作用で高熱が出ることも多く、解熱剤を飲んで一度は下がっても薬が切れるとまた上がる、を繰り返しすので、食事もとれなくなり体力をかなり消耗し辛い日々でした。
まとめ
高熱は体力も奪うし辛いものですが、抗がん剤の副作用の場合、これはもうしょうがないと思うしかなく、発熱時に適切な対応をしてもらうしかないですね。
熱が上がる直前に前兆があるときは、すぐに横になり温かくして体温をこまめに測るなど、少し心構えができたことは良かったので、夫の体の変化は毎日気を付けて見ていました。