抗がん剤副作用で体重減少 夫の体重が減った理由

白血病・治療

白血病治療の為、2度目の抗がん剤治療を終えた夫が、先日退院しました。(2019,12)

2度の抗がん剤治療で体力も落ちましたが体重もかなり落ちてしまったんです
体重が減少したのには、いくつか理由があるので、夫の体重が減った理由を説明します。

夫の体重

1度目の抗がん剤治療 65㎏→60㎏
2度目の抗がん剤治療 62㎏→55㎏

1度目 約2カ月半で5㎏減
2度目 52日間で7㎏減

8月からの5カ月間で10㎏痩せたことになります。

ダイエットをしての-10㎏なら嬉しいでしょうが、痩せたくなくても痩せてしまうのが抗がん剤治療の辛いところです。

体重減の理由

体重が減った理由はいろいろありますが

  • 食欲不振
  • 味覚障害
  • 高熱
  • 胃痛
  • 腹痛
  • 下痢
  • 痔  など

【食欲不振】
一番の理由がこの食欲不振。とにかくお腹が空かない、食べたくない、食べる気がしないらしく、病院の食事も半分食べるのがやっとで、ほとんど食べないこともよくありました。

【味覚障害】
1度目の抗がん剤治療の時は、味がわからなくなり「何を食べても味がしない」味覚障害に。
より一層食べることが苦痛になり、食べるように言っても少ししか口にしなくなりました。

高熱】
何度も高熱をだし、時には40℃まで上がったので、そうなるとただベッドに寝ているだけの状態になります。さすがに食べるようには言えなく、水分を摂取するのがやっとでした。

胃痛】
いろいろなお薬を服薬していたので、胃が荒れたのか、胃痛で食事がとれなくなることも。
この時は飲み薬を減らし、点滴に変更してもらい胃の痛みが治まるのを待ちました。

腹痛】
腹痛も何度かありましたが、腹痛があっても下痢になるわけではなく、原因はよくわからなかったです。

下痢】
酷いときは1日に7回トイレに駆け込むことがあったので、さすがに下痢止めのお薬をもらって飲んでいました。何度もトイレに行くけれど、特にお腹は痛くなかったそうです。

痔】
抗がん剤の副作用で痔になる方も多いとは聞いていましたが、夫の場合かなり酷く、痛みで眠れない時も。
痛み止めをいろいろ試しましたが、なかなか痛みが引かず、トイレの事を考えると食事を食べられない日々もあり、かなり大変でした。

食事が食べられない時

いろいろな原因で病院の食事が食べられない時は、食べられそうなものを買って行き、食べてもらうようにしていました。
バナナ・ゼリー飲料・ヨーグルト・プリン など

病院食がまったくダメになると、食事を止め24時間点滴で栄養剤を入れることに。

この点滴をしているから、食事を食べなくても大丈夫だと思っていましたが、後から医師に聞いた話では「これだけではカロリーは足りないから、なるべく食べるように」とのことだったので、やっぱり食べないと痩せてしまうんですね。

後から気づきましたが、栄養機能食品がいろいろ販売されてるんですね。

例えば  明治 メイバランス


このような「手軽に栄養補給できる」ものがあることも知らなかったけれど、入院中に食事がとれなくなった時に利用してみようと考えています。

まとめ

抗がん剤治療は大変だと聞いていたので、多分痩せるだろうと思っていたから、1度目の5㎏痩せたのは想定の範囲内です。
確かに痩せたけれど、退院時には一人で荷物を持って家に帰って来ることができました。

それが2度目には、前回痩せてまだ体力が戻っていなかったこともあったのと、抗がん剤の副作用だけでなく、感染症でさまざまな症状に苦しんだ結果、体重は7㎏減。

歩くとふらつき危ないことや、原因不明の足の痛みで歩くことが困難になり、一時期車椅子を使用していたこともあります。

全体的に痩せましたが、特に痩せたのが脚!

ほとんどベッドに寝ていたので脚の筋肉が落ち、体力も落ちていたから、2度目の退院時は杖を突きながら、ゆっくりとしか歩くことが出来ませんでした。

抗がん剤の副作用や入院生活で痩せてしまう方は多いと聞きます。でも、夫がここまで痩せて体力がなくなるとは思っていませんでした。

まだまだ白血病の治療は続きますが、今の体調では治療が出来ないので、まずは体を休め体力を戻すことに専念します。

入院中でも脚が弱ることを防ぐには、歩くことが大切です!
無理のないように少しでも歩くことを心がけてください。

食事は体の為にはとても大切です。

退院後家族に食事を作ってもらえる方はいですが、一人で食事を作るのも買いに行くもの大変な方は宅配を利用するものもいいかもしれません。

利用できるものはいろいろあるので、ご自分に合ったものをさがしてください。

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