白血病の症状でよく言われるのが『あざ』です。
もちろんあざができても白血病とは限りませんが、確かにできやすかったです。
夫はどうだったのかを紹介します。
あざ
皮膚の一部が変色したり状態が違ったものをあざと呼ぶ。
青あざ・赤あざ・茶あざ・黒あざ など
血液疾患でよくみられるあざは青あざです。
【青あざ】
内出血が起きて皮膚が青く見えるあざ。
内出血の状態によって色が変化していき、酷いときは赤っぽい色から青になり、やがて黄色を経て消えていきます。どこかにぶつけたり、ちょっとつまずく、ほんの少しぶつけただけでも青あざになることがあります。
よくみるあざなので、あざと言えばこの「青あざ」をイメージしますね。
夫もこの青あざができていました。
夫のあざ
よくあざができていた部位
- 腕
- 脚
- 胸
- 肩
- 背中
あちこち青あざができていた夫ですが、自分ではぶつけた記憶はないと言っていました。
でも、やっぱり腕と脚にできることが多かったので、痛くない程度ほんの軽くぶつけただけで、青あざになっていたんだと思います。
【あざができる原因】
白血病など血液疾患では、血小板が減少することがあります。
赤血球や白血球と同じように、骨髄の中で作られる血液成分の一つ。血管の壁が傷つくと、その傷口に集まって出血を防ぎ、止血します。
血小板の数が少なすぎると、出血しやすくなり止まりにくくなります。また血小板数が正常でもその働きに異常があると、同じく出血しやすくなります。
逆に、血小板の数が多すぎると血栓ができやすく、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
血液疾患では血液を正常に造れなくなり、血小板が減り出血しやすくなるので皮下出血をおこし、青あざざができるのです。
この青あざですが、夫に聞くと「特に痛みも痒みもない」そうです。
見た目は痛々しいですが、この青あざもしばらくすれば消えます。ただ、気づくとまた違うところにできているので、あまり気にしない事ですね。
血液疾患以外の方へ
このように青あざが気づかないうちによくできるのなら、病院を受診することをお勧めします。
青あざができる以外の症状は
- 疲れやすい
- 階段や坂道がつらい
- なんとなく調子が悪い
- 歯茎からの出血
- 点状出血
疲れやすく階段や坂道がつらいのは、貧血の症状でした。
歯茎からの出血と点状出血は血小板が減ったためです。
【点状出血】
皮膚に点状の赤い斑点が現れる。
(小さいものは赤いそばかすのようです)
まとめ
抗がん剤治療の為に入院してからは、あまり青あざはできませんでした。
抗がん剤の影響で血小板は減っていたから、もっと酷くなるんじゃないかと心配していたので、これは不思議でした。
ただ、青あざはできなくても、点状出血が体のあちこちにできました。
腕、脚、胸、肩、背中とでた中で、一番酷かったのは胸でした。20㎝くらいに広がって赤い斑点が出ていたので心配しましたが、血小板が減りすぎると血小板の輸血が必要です。
点状出血も特に痛みはなくそのうち消えますが、それだけ出血しやすい証拠なので、注意が必要です。
血液疾患は自分では気づきにくいですが、青あざや点状出血、疲れやすい、などの症状もあるので、気になることがあれば病院を受診して血液検査をしてください。
不安を感じていることがあるのなら、早めに病院を受診してください。