CRP
血液検査されたことがあれば、検査結果に「CRP値」が出ているので、ご存じの方も多いと思います。
このCRPについて、特に病気をしたことがなければ気にしたことはないと思いますし、これが何の数値なのか詳しく知らない方も多いんじゃないでしょうか。
体内に炎症が起こると血液中に増える特殊なたんぱく質
炎症マーカーと呼ばれ、病気を発見する重要な値。
CRP値が高ければ炎症が強く出ていることになり、CRP値では疾患を断定はできませんが、ある程度見当をつけることができます。
・0.4~0.9mg/dL 軽度異常
風邪・アトピー性皮膚炎
・1.0~2.0mg/dL
高熱・ウィルス感染・酷いやけど
・2.0~15.0mg/dL 中程度
糖尿病・細菌感染・重度の外傷
・15.0~20.0mg/dL 重度
肺炎・悪性リンパ腫
その他 悪性腫瘍・心筋梗塞・敗血症・手術後など
CRPの値には同じ疾患でも個人差があり、高くなりやすい人もいます。
風邪を引いただけでもCRP値は上昇しますが、安静にし風邪が治れば数値も低くなります。
夫のCRP値
夫は白血病と診断される以前に、体調が悪く近所の病院で血液検査をすると、CRPが7以上あり、すぐにいつも受診している血液内科に行くように言われたことがあります。
血液内科では、入院するか毎日点滴をしに行くか聞かれたので、毎日抗生剤の点滴をするため土日も含め5日間ほど通院しました。
抗生剤のおかげで次第に症状も治まり、CRP値も下がったので重症化することはありませんでした。それでもCRPが7だと入院もあり得るんだと知ったので、この数値を基準に数値をチェックするようになりました。
入院
今年の8月には外来で血液検査をした時に、CRP15!
さすがにこの数値は危険なので、そのまま入院することになったのです。
このときに診断は「扁桃炎」
高熱があったため値が高くなったんでしょうが、CRPが15まで上がったのは初めてだから「家に帰る」と夫は言いましたが、さすがに心配なので嫌がる夫を説得して入院してもらいました。
白血病抗がん剤治療中のCRP
白血病に限らず抗がん剤治療では、副作用による発熱がよく起こります。
骨髄抑制が起こると白血球が少なくなり、免疫力が低下するので感染症にかかり発熱することも珍しくはないことです。
実際、夫は何度も高熱を繰り返しました。
現在抗がん剤2クール目ですがCRP最高値は「29.06」です
「29.06!!」
驚愕の数値で、聞いたときのショックと言ったらもう・・・
夫の体がどうなっているのか、こんな高い数値が出てしまって大丈夫なのか本当に心配でした。それでも、毎日している抗生剤の点滴の効果で下がってきましたが、今でもCRP値は12。
先日あまりにも体調が悪く、高熱も続くのでCT検査をした結果、いくつかの感染症が見られると言われましたが、治療は相変わらず抗生剤の点滴です。
X線照射により体内の情報をコンピューター処理し、体を数㎜間隔で輪切りに状にした断面画像を撮影し、異常のある所を見るけることができる。