あの日から半年が過ぎて

半年白血病ブログ

今の私

あの日から半年が過ぎてしまったことに、驚きを感じます。

普段あまり考えないようにしているのに、半年という時間をはっきりと突き付けられ、そんなにも夫に会っていないんだと衝撃を受けました。

いつも二人一緒だったから、夫が傍にいない事に慣れるのには、まだまだ時間がかかりそうです。

「半年も経ったんだからもう大丈夫」
「いつまでも悲しんでないで、前を向いて進むべき」

そう思いますよね。

私も夫を亡くす前は、半年もあれば気持ちの整理もつき、元の生活に戻れるものだと思っていました。
でも、半年経っても悲しみや苦しみ、喪失感は変わりません。

確かに夫が亡くなってすぐの頃よりは、泣くことは少なくなりました。

それでも、不意に襲ってくる哀しみに涙が止まらなくなる時や、夫に会いたくてたまらない日や、声を聞くことも触れることも出来ない寂しさに、押しつぶされそうな日だってあります。

『どれだけ悲嘆していても、時間だけは過ぎて行く』

そのことがまた辛いのです。

毎日毎日、片時も夫の事が頭から離れることはなく、今でも

もっと出来ることがあったんじゃないか
どこかで選択を間違ったんじゃないのか
あの時どうすれば良かったのか
もっと好きな物を食べさせてあげれば良かった
もっと二人で話をすれば良かった
もっと優しくしてあげれば良かった

そんな沢山の後悔が消えません。

『時間が癒してくれる』
と言うけれど、その時間は数カ月や1年ではなく、5年、10年と長い時間だと思います。

それでも、どれだけ時間が過ぎたとしても、悲しみは消えることがなく、より寂しさが増すんじゃないでしょうか。

時間が経っても、私が以前の私に戻ることはありません。
あの日、夫を亡くした日から私の人生は全く違うものになってしまったのだから。

今日までどうにか過ごしてきましたが、これから先、何年夫のいない時間を過ごすのかと考えると耐えられなくなるので、あまり先の事は考えないようにしています。

今はその日できることをする、それだけで精一杯の日々。

本当は仕事を探さなければいけなくて、きっと始めてしまえば新しい環境に慣れることに精一杯になり、気も紛れると思うけれど、まだそこまでの気持ちの余裕がありません。

あの日から半年

半年先なんて考えることもできなかったあの日から、ゆっくり、本当にゆっくりでも前に進んでいることを、夫は「それで良いよ」って言ってくれると思います。

これからどう進んでいくのかは分からないけれど、自分の人生を捨てたわけじゃないですし、悲嘆しながらでも楽しみを見つけて生きていくつもりです。