入院生活1日の流れ|夫の入院生活

入院の一日病院 入院生活

入院

夫は白血病と診断される以前から、今まで8回の入院があります。

1週間程の入院が多かったですが、一番長いときは2カ月以上の入院生活でした。その入院生活がどのようなものかを紹介したいと思います。(これは夫の経験で、病院によって違いはあります。)

入院に必要な物や入院時の大まかな流れは他で紹介しているので、そちらもご覧ください。

病院の一日

【病棟の点灯は6時】

朝の検温、血圧測定、体調チェックなど
点灯された6時頃から看護師さんが順番に回ってきます。

前日に採血のお知らせがあれば、このとき採血されます。

医師の指示があれば回数は増えますが、大体週2回の採血です。自分のベットで横になった状態もしくはベットに座って採血されます。

朝食

【朝食は8時頃】
順番に配膳されるので、遅ければ8時半近くなることもあります。多くの病院で、朝食はパンかごはんを選べるので好きな方を選んでください。

昼、夜とごはんが続くからか、朝はパンにしてる患者さんのほうが多かったですね。

食事は何種類かあり、医師の指示で患者さんによって食事内容が違います。食事が食べにくい、味覚障害があるなど、何かあれば伝えるようにしてください。

※栄養士さんと食事に関する相談をすることもあります。

点滴

点滴

入院するとほとんどの方が点滴をするので、腕に針を入れたままになります。腕を動かしても大丈夫なように、針は柔らかいものになっています。

種類は人それぞれですが、朝食後から点滴が始まる方が多いです。中には24時間点滴してる方も多く、夫も抗がん剤の始まる前日から24時間絶えず点滴していました。

止めてもらえるのはお風呂に入るときだけで、点滴は外してもらえますが、腕や首などに短いカテーテルは付いたまま、濡れないように保護してお風呂に入ることになります。

抗生剤も点滴することが多く、朝晩2回食事の後にしていました。

点滴は何種類か一度にする場合もあり、腕だと一度に多く入らないので2種類まででしたが、首にカテーテルを入れた場合は3,4種類同時に点滴することもあり、点滴スタンドに何個もぶら下げることになります。

◇点滴中でもトイレに行くことはできます

点滴で体に水分が入るので、トイレの回数が多くなることもありますし、逆に少ないと体に溜まり過ぎて良くないので、利尿剤で強制的に排出します。

利尿剤が効くと、夫の場合10分ごとにトイレに行くことになり、点滴スタンドを転がして行くのがかなり大変でした。

注意 利尿剤を飲むとトイレの回数が多くなることが多いので、予め覚悟しておいてください。

お風呂

入浴は病院や病棟によって違います。
・毎日入浴できる
・曜日ごとに男女別で分かれている

順番に看護師さんが声をかけてくれます。

大体の時間を希望することもできますが、あくまで希望で、検査や処置のある患者さんを優先的に調整されます。

手術や処置、検査などで入れない場合もありますし、熱が高いなど体調が悪ければもちろん入れません。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープを置いてあるところも稀にありますが、ご自分で用意してください。

お風呂に入れない場合、蒸しタオルをもらえるので体を拭き清潔にします。蒸しタオルはお願いすれば持ってきてくれるので、面会時間に私が夫の身体を拭いていました。

洗髪
お風呂に入れない日が続くと、看護師さんが洗面所で頭を洗ってくれます。ただ体調をみての判断なので、ある程度の体力がある方になります。

体は清潔に保たなければいけないので、お風呂に入れない時は蒸しタオルで体を拭き、背中など手が届かない場所や体調が悪く動けない場合は、看護師さんに拭いてもらってください。
お風呂に入る前には点滴中でも途中で止め、水が入らないようにテープで止めたり、カバーをしたり処置してもらえます。

主治医、担当医の回診

病院、病棟によってかなり違いがあります。
今の病棟では基本的に毎日午前中に担当医が2,3人で来てくれるので、何かあれば説明してくれますし、質問があればこの時に聞くことができます。

毎日の回診以外でも、何かあれば看護師さんから連絡が行くので、担当医が病室まで来てくれます。土日など担当医がいない時でも、当直の医師が代わりに来てくれるので安心です。

他の病棟に入院したときは、週に1回、後ろに何人もの医師をぞろぞろと従えた教授の回診があったので、まるでドラマみたいでした。大人数で来られるので、あまり気分の良いものではなかったので、今のところはそれがないので気が楽です。

検査、手術

手術日は緊急の場合以外、数日前には知らされるので、必要な書類にサインをします。
・医師からの手術内容の説明、麻酔の説明など。

◇手術前には絶食になることが多いです。

◇手術開始時間は午前中であったり、午後からのときもあります。

◇手術室までは
・歩いて行く
・車椅子に座って行く
・ベッドに寝てベッドごと運ばれる
など、いろいろでした。
部屋に戻ってくるのはベッドに寝た状態です。

◇家族が待つのは病室、デイルーム、家族控え室、病院や病棟によってまちまちです。

検査や放射線治療などは、前日に決まっていても時間がわからなくて、看護師さんが呼びに来ることが多かったです。

※病室を離れるときは貴重品に注意!

病室内での盗難があるらしく、床頭台の引き出しの中に小さな金庫があるので、財布等貴重品は必ずその金庫に入れ鍵をかけ、その鍵は常に身に付けて置くようにしてください。テレビカードにも注意が必要です。

昼食

【昼食は12時頃】
検査で昼食時に部屋にいなかったり、輸血中や処置中で食べることが出来ないこともあります。そんなときは後から持ってきてもらえます。

面会時間

【面会時間は13時~20時】
以前入院した病院では19時までで、病院によって違います。特に何もなく病室まで行けるところと、名前を書くところ、面会者の札がいるところもありました。

◇病棟によっては面会が厳しく制限されているところもありますし、確認をして面会に来られる方にはあらかじめ伝えておくほうがいいですね。

多くの病院では部屋の前などに消毒液が置いてあるので、面会の方には必ず利用してもらってください。

病気や治療で免疫力が下がっている患者さんが多いので、感染症に罹るリスクを少しでも減らすため大事な事です。できればマスクを着用してもらえれば有難いです。

個室での面会は良いですが、大部屋だと他の患者さんもいるので、少し声を落として話してくださいね。大人数のときはなるべく長時間にならないようお願いします。

体が動ける状態なら、デイルームや談話室などに移動したほうが気兼ねなく話ができます。
2020年、新型コロナウイルスにより面会禁止や面会制限がされています。
家族でも面会できない病院が多いので、面会可能かは病院へ確認してください。

夕食

病院食夕

【夕食は18時から 】
写真は夕食 常食③です。

夕食時は面会時間内なので、家族が来られていることも多く病室によっては結構にぎやかでした。

夕食後

夕食の前もしくは後に検温、血圧測定、問診があり看護師さんが回ってきます。
夕食が終わったころから抗生剤の出ている方は点滴がはじまります。
口腔内を清潔に保つことも大事なので、歯磨きは必ずしてください!
抗がん剤をすると口内炎もできやすいので、体調が悪く歯磨きできないときは、うがいだけでもしてください。

ただ、食後は洗面所に患者さんが多くなるので、時間をずらしたほうが空いています。

【消灯は22時】
歯磨きはなるべく消灯前に済ませてください。

その他

点滴をしている患者さんは定期的にチェックされるので、夜中でも寝ている間に看護師さんが確認しに来ます。

このとき特に起きる必要はないので寝ていれば良いですが、結構気になって目が覚めるようです。

患者さんによって、夜中のトイレは看護師さんを呼んで一緒に行くように言われることがあります。これは薬の影響や、貧血でふらついて倒れた拍子に頭を打ってケガをすることが、頻繁にあるからとのことです。

※点滴が漏れることがたまにあります。カテーテルの入っているところに異常を感じたら、すぐにナースコールで看護師さんに伝えてください。

 ※特に抗がん剤が漏れることはよくないので、注意が必要です!

まとめ

夫の今まで入院した経験を元にした、1日の流れです。病気や症状は人それぞれですし、病院によっても違いはあると思うので、一つの例だと思ってください。

検査などが入っていると忙しくなりますが、病気の治療の為入院していても、体調の良いときもありますし、そんなときは入院生活はとっても暇です。

何か時間を潰すものを用意することをお勧めします。

テレビを見るのも良いですが、テレビカードが何枚も必要になり、短期なら良いですが、長期の入院ではかなりも金額になります。

いまはスマホがあるので本当に便利になりました。ネットを見ることもできますし、家族や友人とメールやLINEなどで連絡を取ることもできるのは嬉しいですね。

入院生活は誰でもストレスは感じると思います。心も体も大変なので、退院するまで少しでも快適に過ごせるようにしてください!
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