ヘルプマーク|がん患者でも利用できます

ヘルプマーク白血病ブログ

ヘルプマーク

ヘルプマークを知っていますか?

最近は駅や電車、バスの中にもポスターが張られているので、見たことがある方も多いかと思います。

ヘルプマーク
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成されたマーク。

ヘルプマーク

【ヘルプマークの対象となる病気】
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方、精神疾患・知的障害をお持ちの方で、援助や配慮を必要としている方全てが対象です。

ヘルプマークを見かけたら

①電車やバスの中で、ヘルプマークを着けている方を見かけたら、席を譲って下さい。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。

②駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。

交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。

③災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。

視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。

参考 東京都福祉保健局

がん患者にもヘルプマーク

見た目は元気そうに見えても、本当にその方が元気なのかはわかりません。

通院しながら抗がん剤治療をされている方も多いですし、自宅療養中の方もいれば、働きながら治療をしている方もいます。

がん患者は見た目では分かりませんが、病気の症状だけでなく、治療の副作用でつらい思いをしている方は多いです。

例えば
身体の痛み、手足の痺れ、吐き気、発熱、頭痛、貧血、倦怠感、立っているのがつらい など

夫が膀胱癌になったとき、仕事をしながら放射線治療に毎日病院へ通いましたが、体調が悪く痛みもあったので、バスや電車で立つことが大変でした。

こんなとき、ヘルプマークがあれば誰かが席を譲ってくれたかもしれません。

白血病になり治療を始めるまで、病院には輸血に何度も通いました。

輸血が必要なほど貧血が酷かったですが、これも見た目ではわかりません。幸い家から通う電車は空いていたので、座ることが出来ましたが、もし立っていれば貧血で倒れることもありえます。

何かあったときに、ヘルプマークを着けていれば、病気や障害があることをわかってもらえ、手助けしてもらいやすくなります。

※夫はヘルプマークを持っていませんでした。

もし援助が必要であれば、ヘルプマークを持つことを考えてみて下さい。

【ヘルプマークの受け取り】
自治体にてヘルプマークは無料で配布されています。障害者手帳や診断書の提示は不要です(一部自治体では書類の提出が必要ですので、事前にご確認ください)
受け取り場所は、各自治体のホームページ等でご確認ください。

ヘルプマークを着けた方を見かけたら、バスや電車内であれば、どうか席を譲ってあげて下さい。

困っている様子なら、声をかけるなど思いやりのある行動をお願いします。