骨髄穿刺
私の夫は白血病で闘病中です。
白血病患者にとって切っても切れないのがこの「骨髄穿刺」
腰のあたりに針を刺して骨髄液を採取、検査により病名を確定。治療方法や治療の効果が出ているのかを確認する検査。
夫の場合、白血球が徐々に減っていったことから血液内科に通うようになりましたが、骨髄検査をするまでしばらく時間がありました。
「今してもいいけど、もう少し先でもいいし、どうする? 痛けど!」
「痛い」と何度も聞くと、やりたくない・・・今絶対やらなければいけないのならしょうがないけど、そうでなければもう少し先でいいか、と先延ばしにすることに。私も凄く痛いだろうと思い込んでいました。
本当に痛いのか、実際に骨髄穿刺を経験した夫に聞きました。
初めての骨髄穿刺
1回目の骨髄穿刺は、外来で血液内科に通っているときでした。
以前に比べ体調が悪くなることが多くなり、仕事にも支障が出てきてたので、病名をはっきりさせようと検査をお願いしたんです。
①ベッドにうつ伏せで寝る
②腰の所に穴の開いたカバーをかけられる
③腰周辺を消毒して麻酔の注射
④骨髄穿刺
⑤止血の為テープを貼る
処置室のベッドの上で行われた骨髄穿刺 2018年8月
処置室にはベッドが数台あり、他の患者さんが点滴をしていましたが、処置の間はカーテンで仕切られます。
夫も初めての経験なのでどれだけ痛いんだろうと、かなりナーバスになってましたが結果的に
これならもっと早く検査すれば良かった。」
そう言いながら明るい顔で処置室から出てきた夫です。あれだけ主治医に痛いと脅されたのは何だったんでしょうね。
◇【麻酔】
注射を2本打たれ、これは「それなりに痛かった」そう。
◇【骨髄穿刺】
しばらく待って麻酔が効いた頃合いで骨髄穿刺されたけれど、麻酔が効いているので「痛みはなかった」とのことでした。
2回目の骨髄穿刺
2018年8月
1回目の骨髄穿刺の数日前、体調が悪く熱がありCRP(炎症反応)が高くなってました。
なので「この影響で良くない検査結果が出たのかもしれないから、もう一度検査をしたい」と言われ急遽2度目の骨髄穿刺をすることに。
このときも処置室で行われました。夫の場合、骨髄穿刺は主治医ではない先生が来てしますが、1回目は別の先生でした。
手順は同じでも今回は
激痛ではないし我慢できない痛みでもないけれど、1回目より痛みがあったそうです。
抗がん剤の効果の確認
2回の骨髄穿刺の結果
「急性骨髄性白血病」
と診断され、現在も夫は治療中です。
治療方法は、まず化学療法の抗がん剤ですが、白血病にも種類があり、症状も治療方法も人によって違います。
夫の場合、抗がん剤の量を少なめにしての治療になります。
抗がん剤投与を一般的には7日間のところ「5日目に骨髄穿刺をしてその結果を確認してから5回目の分を投与するか決める」と説明されました。
2019年9月
入院している大部屋で骨髄穿刺をしました。
まさか大部屋のベッドでするとは・・・
てっきり移動して処置室みたいなところでするのかと思っていたら、そのままベッドの上でやることになってびっくりです。
この時は入院中の担当医の一人が処置してくれ、2回目のとき少し痛みがあったから、下手だったら痛いし嫌だと弱音を吐いていた夫ですが
4回目の骨髄穿刺 2019年10月
抗がん剤治療後、血液検査は何度もしていました。
ヘモグロビン・血小板・好中球の数字が良くなってきたので、退院前に骨髄穿刺をすることになり、このときも大部屋のベットでした。
前回とは別の担当医でしたが
前の担当医がしてくれたら良かったのに!!」
今までと違いかなり痛かったみたいです。でも、話を聞くと麻酔が痛かったらしく、骨髄穿刺の痛みではないと言っていました。
まとめ

「骨髄穿刺はそれほど痛くないけれど、担当医の腕による」
結局は担当する医者の腕次第ということです。
今のところ強い痛みや、もう二度としたくない!と思うような痛みを経験してないので、これから何度もすることになるだろうけど、恐怖心は今のところありません。
でも、4回目の麻酔が痛かったので、今は少し嫌がっています。
必要な検査なのはわかっているけど、誰でも痛いのは嫌ですよね。
特に初めてだとわからないから余計に不安になります。時間は30分ほどで終わるし、横になったまま少し安静にして、出血が止まれば終了です。