抗がん剤の副作用で体重減|痩せると寒さに弱くなります

寒がり白血病ブログ

副作用

抗がん剤の様々な副作用から、食事が食べられなくなることはよくあります。

夫も高熱、腹痛、下痢などで食べられなくなっただけでなく、症状が落ち着いても食欲不振味覚障害で病院食が食べられなくなりました。

それでも最初の内は、栄養を摂るために頑張って食べていましたが、入院生活が長くなると、病院食を見ただけで気持ち悪くなるように。

ご飯を麺に変えたりしましたが、どうしても食べられないので、食事は担当医と相談して止めてもらいました。

体重減

食事を食べないと当然痩せていきます。

私は夫が痩せていくのが心配で、少しでも栄養をとアイソカルを毎日飲んでもらい、バナナを食べるようにすすめ、夫もなるべく口にするよう努力してくれました。

夫が食べられそうなものを毎日持って行きましたが、食べる量が減っていたし、腸炎になると何日も絶食になり、栄養輸液をしても体重が減るのを止めることはできませんでした。

体重が急激に落ちると、体力もなくなり体に負担にもなります。

夫は痩せて体力も落ち、脚の筋力も低下したせいか、ふらつきや転倒も多くなりました。それだけでなく一番変わったのが、寒さに弱くなったことです。

私は以前から寒がりで、手や足が冷えていましたが、夫の体や手足はいつも温かく、冬でもぽかぽかしてカイロ代わりにしていたし、足が暑いと布団から出して寝ていました。

痩せてからは足が寒いと言うようになり、入院中は電気毛布を借りなければいけないほど、寒がりになったのです。

寒がり

それは自宅療養中も同じで、重ね着をして、家では裸足だったのに靴下が必需品になりました。

寝るときは(1月~4月)

  • 温かいインナーTシャツ
  • 裏起毛の長袖のカットソー
  • 温かいメンズレギンス
  • スウェットパンツ
  • 靴下
  • ネックウォーマー
  • ニット帽
  • 温かい敷パッド
  • 毛布、掛布団
  • 電気毛布

痩せてしまったからなのか、体温調節が上手くできなかったのかよくわかりませんが、とにかく夫は寒がりになってしまいました。

その後の入院生活でも、病院内の空調が合わなくて苦労したようです。寒いから電気毛布を貸して欲しいと言ったのに、貸してもらえなかったと怒っていました。

病院内は働いている看護師さん達に合わせているのか、冷房がかなり効いています。私でも寒いと思うくらいだったので、夫にはかなり寒かったと思います。
普通の人は大丈夫でも、治療中の患者さんはつらいと感じることもあります。それは、患者さん本人にしかわからない事なので、なるべく聞いてあげるようにして下さい。

夫は寒いと何度も看護師さんに言ったようですが、大部屋にいるときは我慢するしかありませんでした。

病院での夫の格好は、Tシャツにスウェットパンツ、パーカーを羽織って、まるで入院患者ではないみたいでしたが、これは自分で寒くないように調節していたからです。

健康な人なら暑いと感じても、患者さんは寒さに弱くなっているかもしれないので、暖かくすることが必要なこともあります。

大丈夫だと思わずに、寒くないか聞いてあげて下さい。