点滴の針
今まで何度も入退院を繰り返している夫は、入院中に何度も点滴をしていました。
腕に入れた点滴の針はそのまま固定して、何日か使うんですね。その姿を見ていつも思っていたのが、「腕は痛くないの?」
針が入ったまま腕をまげたり動かしたり、お風呂に入っていたので、痛そうだし大丈夫なのか心配でした。
疑問に思ったまま数年、やっと謎が解けました!
(もっと早く聞けばよかった)
この写真は2本の針が入ってますが、普段は1本だけです。
看護師さんに聞いてみた
白血病の抗がん剤治療、1度目の入院の時、日が経つにつれ看護師さん達と世間話することも多くなり、点滴交換のときに聞いてみました。
「あぁ~この針やわらかいんですよ~知りませんでした?」
「やわらかい針?」
「そう、だって普通の針じゃ動いたら痛いし血だらけになりますよ~!」
「ですよねー。だからなんで動いても平気なのか不思議だったんですよ」
「じゃあ、丁度抜くから見ます?」
「!!」
そう言って見せてくれた針は、看護師さんが指で触ると曲がるやわらかい「針」というか細いカテーテルでした。
だから腕を動かしても痛くなく、そのままにしていられるんですね。長年の疑問が解決してスッキリしました。
点滴の落ちが悪いと、腕に刺した針を看護師さんがぐりぐり動かすから、それを見た私は「そんなことして大丈夫なの?!」と心配してたんですよね。
抗がん剤治療の夫は入院中、ほぼ毎日点滴がありました。

腕からの点滴ですが、この点滴も地味にストレスが溜まります。なぜなら、点滴の針はずっと入れっぱなしです。
やわらかい針なので動いても痛みは無いんですが、一度入れればずっと使えるわけではなく、針の入ったところが痛くなったり、詰まって点滴が入らなくなったりすると、針の差し替えが必要になります。
- 点滴が詰まって入らなくなった
- 痛みが酷い
- 液が漏れる など
1週間ほど使えるときもあれば、一回の点滴で交換になるときもあります。
なので、入院が長くなると、腕が見るからに痛々しくなります。
抗がん剤の副作用で食事が食べられなくなり、腕もかなり痩せ、薬の影響もあって血管も細くなるそうで「針を入れるのが難しくなる」と担当医も看護師さんも苦労していました。
まとめ
夫は現在退院して家にいるので、次の入院までに減った体重を元に戻すよう、頑張っています。
私のように、点滴の針がやわらかいことを知らない人は多いと思います。実際に点滴をしている夫も知りませんでしたし、特に説明されることもなかったので。