先日、MRI 検査をしましたが、本当に音がうるさかったです。私はかなり苦手な感じでした。理由は、よく言われる「音」もあるけれど、なによりあの機械の中に入るのが、やっぱり恐怖感があるんですよね。
そんなMRI 検査の簡単な説明と私の体験を紹介します。
MRI 検査
MRIは大きな磁石による“ 強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を得ます。そのため、MRIは放射線による被ばくがなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができます。
人の身体は元素(原子)の塊でできていて、それらが磁石の作用を受けると少しずつ違う反応をします。その違いをコンピュータで解析することによって画像化できるのがMRIの仕組みです。
体のどこから磁力が出ているのかというと水分からで、水分を含んでいる所を撮影できるというのがMRIです。
【メリット】
- 診断を行うために適した断面を縦、横、斜めと自由に撮像できる。
- 骨や空気による画像への悪影響が全く無いため、例えば頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの診断に適している。
- 「組織分解能」が非常に高く病変と正常組織の濃度差がわかりやすい。
- 造影剤を使わずに、または最小限の造影剤量で血管を写すことが出来る。
- 放射線による被ばくの心配がない。
【デメリット】
- うるさい
- 検査時間が20分~1時間かかる
- 金属がダメ
- トンネルのような機械に入るので恐怖感がある
・ペースメーカーを埋め込んでいる
・金属製の心臓人工弁を使用
・人工内耳の使用
・神経刺激装置の使用
・磁性体のステント挿入後2カ月未満
引用・参考 キャノンメディカルシステムズ株式会社
1回目|MRI
- 場所 近所の病院
- 検査場所 骨盤
- 時間 約20分
前日に電話で急遽決まったMRI。14:30に病院へとしか言われなくて、食事を食べていいのかわからずお昼抜きで行きました。
検査直前にトイレに行っていいのか聞くと、
「我慢できなければいいけど、我慢できるならこのままのほうが~」
と言われたので我慢しました。検査内容によっては尿が溜まっている方がいいそうです。
① 検査着に着替え
着替え場所はカーテンで仕切られただけの狭い場所で、荷物を入れるロッカーが一つありました。
金属の付いているものはダメなので、忘れずに全て外します。
② 検査準備
- MRIのベッドに足を機械に向けて仰向けに寝ると、検査する位置に動かないようベルトを巻かれます。
- 気分が悪くなったとき用に、ポンプ式の呼び出しブザーを握ります。
- 音防止に耳栓を装着。
- 寝ているベッドが動いて脚から機械の中に入っていきます。
機械の中はけっこう狭くて、閉所感が私は怖かったです。これはヤバいと思ったので、そこからは絶対に目を開けないようにしていました。
検査中はひたすら他のことを考えたり、脚や顔にあたる空気の流れを意識したり気をそらして耐えました。
④ 検査開始
最初はピッピッピッと軽い音から始まり、いろんな機械音が耳栓をしていてもかなり聞こえます。何度か途中でベッドが動き、音がなる、の繰り返しでした。
⑤ 検査終了
検査が終わるとベッドが移動し、機械の外にでます。
ベルトと耳栓をはずし、服を着替えて終了です。
2回目|MRI造影剤使用
- 場所 紹介先の大きな病院
- 食事制限 3時間前から絶食
- 検査場所 骨盤
- 検査時間 20分~30分
【検査の流れ】
- 着替え
- 金属探知機で確認
- 腕に造影剤用の点滴の針を入れる
- MRI 検査
- 着替え
①一度目と違ったのは、鍵のかかる更衣室が10個もあったこと。この病院にはMRIが4つもあるから、これだけ必要なんでしょうね。
上下に分かれた検査着に着替えて待っていると、呼ばれて検査室の中に入ります。
②今回は造影剤を入れるため、腕に針を入れました。
③針に繋がったチューブを持ったまま立って腕を広げると、金属探知機で頭の先から足の先まで、前も後ろもしっかりチェックされました。
補聴器や時計、眼鏡、アクセサリーなど全ての金属・エレキバン・カイロ・入れ歯・湿布・ニコチンパッチ・カラーコンタクトなど
MRI のベッドは、頭を機械に向けて寝て頭から機械に入る状態でした。
骨盤の辺りに何かを乗せ、動かないようにベルトで止めてコの字型の台をセット(前回はなし)。
手に呼び出しブザーを握って、耳栓、ヘッドホンも装着。これは寝てれば全てやってもらえますし、今回は4人がかりであっという間にセットされました。
④準備ができると医師が来て、腕から造影剤を入れるテスト。OKならベッドが動いて機械に入ります。造影剤は検査中に自動で入れられるそうです。
検査中の音のうるささは一緒でしたが、今回途中で息を止めての撮影がありました。なんのためのヘッドホンかと思っていたら、
「息を吸って、吐いて、吸って、止めてください」
と指示が聞こえるので、これを10回以上繰り返すことに。
この途中に造影剤が入れられました。
造影剤を入れると体が熱くなるとか聞いていたけど、私は冷たく感じたような。
この息止めが終わると検査終了でした。
⑤機械から出て、腕に入れた針を抜いてもらい、着替えて終了です。
まとめ
今回MRI検査を、3日間で2回、別の病院で受けました。
2回も受けることになった理由は、紹介してもらって行った大病院の婦人科で、造影剤MRIでの確認が必要になったからです。
MRIの予約は何日も先になることがあるので、翌日の予約がとれたのはラッキーでした。
・耳栓をしてもうるさい
・閉塞感がやっぱり辛い
・時間が長い
小さな病院と大きな病院の違いは、MRIの数と人の数。小病院は1人ですべてやっていましたが、大病院は何人もいるのでやることが早いです。
金属探知機は大病院だけでした。
MRIの部屋が寒くて20分も寝ているのは心配だったけど、実際の検査中は寒くなかったし、ベッドの寝心地も悪くはなかったです。ただ小病院の枕が硬くてちょっと首が痛かったかな。
MRI検査は、痛みもなくただ寝ているだけの楽な検査なんだけど、あの閉塞感が嫌なんですよね。全然平気な方もいるんでしょうけど、私はやっぱり苦手です。
なので、検査中は絶対に目を開けませんでした。
これから検査される方は、あまり不安に思わず気楽にMRI検査に臨んでください。
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