治療費
白血病だけでなく、他の病気でも同じだと思いますが、治療にはかなりの費用がかかります。
夫は10年ほど前に「膀胱癌」になりましたが、この時も入院を4,5回、放射線治療には毎日通い、その後の通院や検査費も、かなりの金額になりました。
がん保険に入っていれば良かったんでしょうが、日本に帰ってきて生活を安定させるのが大変で、保険にはいる余裕はありませんでした。
そろそろ保険に入ろうかと言っていたときに、膀胱癌が発覚。もっと早く入っていればと思いましたが、しょうがないですね。
しかし、日本では、誰もが保険に入るので、医療費は3割負担だけというありがたい制度があります。しかも、事前に限度額認定証を病院に出せば、高額の請求をされることもありません。
夫が住んでいたアメリカに比べると安心して治療ができます。アメリカの医療費が高い事は有名で、医療費が怖くて病院には簡単に行けませんでした。
退職後
膀胱癌は治りましたが、今度は白血病です。
それでも、夫の急性骨髄性白血病はすぐに入院、治療が必要なケースではなかったので、60才の誕生日に退職するまで、しばらく仕事に行ってくれた夫です。
退職してからは、先日紹介した「傷病手当金」と夫の「退職金」で生活してきました。
しかし、通院するたびに輸血、検査、入院治療、など出費が多く、傷病手当金の受給が終わると、数カ月で貯金は全てなくなります。
そして夫が肺炎になり、何よりも夫を優先する為、仕事ができるとしても短時間だけに。それでは生活費と治療費には難しいですよね。
数カ月前に、病院のソーシャルワーカーにも相談したことがあります。
そのときに言われたのが『生活保護』でした。
傷病手当金の1年6カ月が終わり、「障害厚生年金」の申請はしましたが、無収入になってしまったので、生活保護について役所へ聞きに行きました。
明日、そのことについて紹介したいと思います。