主治医に呼ばれて病院へ|夫の現状

主治医からの説明白血病ブログ

主治医の話

先週の土曜日に、担当医から家への電話で言われた、主治医の話を聞くため朝から病院へ行ってきました。

9時45分に病室へ行くと、またいつもの解熱剤を点滴している夫。
やっぱり解熱剤が切れる頃に38℃台の熱がでてしまうようです。

この時寝ていたのか、声をかけてもほとんど反応はありませんでした。

しばらくして、主治医が部屋に来てくれたので、別室で話を聞きました。
レントゲン写真を見ながらの説明でしたが、これは先日担当医に見せてもらった、右肺が真っ白の写真です。

肺炎で強い痛みが出ることは少ないそうですが、夫の痛みが酷い原因は、肺の組織を覆っている「胸膜」まで炎症が広がっているためです。
胸膜に炎症が起きると強い痛みを感じます。

肺炎の治療は抗生剤ですが、抗生剤が肺炎を治してくれるわけではなく、夫の白血球(好中球など)が治すそうです。

なので、白血球が少ない夫は、治りにくく悪化しやすい状態です。

白血球が少ない原因は急性骨髄性白血病(低形成性のため)ですが、抗がん剤の副作用でさらに減っている時期に、肺炎になったため、悪化することに。

発熱は、ウイルスや細菌と闘っているため高熱が続いているので、夫の身体が頑張ってくれている証拠だと思って、諦めずに治療は続けていきます。

意識レベルを落とす

夫は痛みを取るために、医療用麻薬を使用しています。

痛みだけでなく、長く続く治療、思うような結果がでない事、医療費や生活費など金銭的な事など、さまざまなことから精神的にも限界がきていたので、意識レベルを下げて、余計なことを考えずに体を休め、治療が出来るようにしています。

夫は白血病の治療を初めて1年近くなります。

何度も入院をして抗がん剤治療もしましたが、途中で真菌感染から治療ができなくなったり、白血病の抗がん剤ではなく、MDSの治療薬ビダーザを使うことになったり、極めつけは今回の肺炎

今まで経験したことのないほどつらい症状が次々に現れて、本当に限界だったんだと思います。

今はたまにしか会話できませんが、苦痛の表情が消え、痛みを感じていないようなので、この選択で良かったと思います。

今日の夫

今朝は採血ができたので結果をもらいましたが、ヘモグロビンが6.1とかなり下がっていたため、輸血になりました。

そして、CRP(炎症反応)22とやはり上がっていましたが、これは肺炎が悪化しているので、しょうがないですね。

私がいる間に覚醒がなくて、何も食べることができなかったので、明日は少しでも口にしてくれればと思います。