医療用麻薬オキシコドンとオキノーム

医療用麻薬白血病・治療

白血病の治療の為入院していた夫ですが、肺炎になったことで胸の痛みが酷く、医療用麻薬を使用することになりました。

医療用麻薬について紹介します。

医療用麻薬

医療用麻薬とは
「がんやがん治療、さまざまな理由で起こる『痛み』を治療するために使われる、医療用の麻薬」

痛みを我慢すると、体はつらいですし、眠れなくなったり、精神的に落ち込んでしまったり、治療を続けることができなくなることもあります。
そのようなときは、痛みを我慢せず医師に伝え、痛みを和らげることが大切です。

痛み止めには種類がありますが、痛みの原因や症状によって、良く効く薬とあまり効果がない薬があります。

他の痛み止めを使用しても効果がない場合、医療用麻薬を使うことになります。

オキシコドン徐放カプセル「テルモ」

『オキシコドン』
(オキシコンチンのジェネリック薬)
医療用麻薬。持続性癌疼痛治療剤。
長く続く痛みを和らげるお薬です。

痛みの強さによって使う量を調節します。
5㎎、10㎎、20㎎、40㎎ カプセル

1日2回 決まった時間に飲みます。

オキノーム

『オキノーム』
即効性のある医療用麻薬。粉薬

2.5㎎、5㎎、10㎎、20㎎ 散薬

オキシコドンを使用しても、突然痛みが出ることがあります。
痛みがでたときにオキノームを飲むことで、早く痛みを和らげることができます。

オキノームは服用してから、1時間たっても痛みが軽くならない場合や、また痛みはじめた場合には再度オキノームを飲むことが出来ます。

1時間おきに飲むことが出来るお薬です。

オキシコンチンとオキノームは少ない量から始めて、痛みがとれないようなら、量を増やし調節していきます。飲む量を調節して痛みを感じる回数を減らすのが目的です。

【副作用】
便秘・吐き気・眠気

便秘
ほとんどの方がなる副作用で、下剤や便秘治療薬を使用します。
吐き気
飲み始めは吐き気が起きることがあります。
眠気
飲み始めや薬の量が増えると眠気が起きますが、多くは数日で軽減されます。

胸の痛みにオキシコンチンを使用

「肺炎」が胸膜に影響し、胸の痛みが強くでている夫です。

「腸炎」にもなり、絶食にしていたので栄養輸液を24時間点滴していましたが、一緒に痛み止めの点滴もしていました。

栄養輸液の点滴は腕からだったので、長期間はできないことや、むくみが酷いことから絶食を止め食事をすることに決めました。

そこで、点滴を外してもらいましたが、痛み止めの点滴も外されてしまったんです。知りませんでしたが、使用していた痛み止めの点滴は、それだけで使用出来ないそうです。

痛み止めの点滴の代わりに飲むことになったのが、オキシコドンです。

朝晩2回、まずはオキシコドン5㎎から始めることになり、それでも痛みがあるときは、オキノームをもらって飲みます。

オキシコドンとオキノームを飲み始めて1日目、副作用の眠気が酷く、とにかく調子が悪い夫は、ベッドに座っていても寝てしまいそうで、ほとんど1日ウトウトしているような状態でした。

オキシコドンだけでは、やはり痛みは消えないようで、何度かオキノームをもらい飲むことを繰り返していました。

オキシコドンとオキノームは医療用でも麻薬なので、管理は厳重にされています。
なので、手元に置いておくのではなく、毎回看護師さんに伝えて持ってきてもらっています。

2日目、やはり胸が痛むので、今まで服用していたロキソニンを出してもらいました。
オキノームの量を増やしたけれど、副作用の眠気が酷いので、夫が飲むのを嫌がっているからです。

これからどうするかは、月曜日にまた担当医と相談することになりそうです。

まとめ

副作用には個人差がありますが、夫は眠気が酷く出てしまったようです。

オキシコドンとオキノームを始める前から、ベッドで寝ていることが多かったので、余計に副作用が出やすかったのかもしれません。

数日で解消されれば良いのですが、頭がはっきりせずボーっとするようで、夫は嫌がっています。なので、医療用麻薬は変更するかもしれません。

麻薬と聞いて、使うことをためらう方もいるかもしれませんが、有効性と安全性が確認され、正しく使えば中毒になることもありません。痛みを我慢せず安心して使用してください。


簡単装着できる「フェイスシールド」