せん妄
痛み止めとして使っている医療用麻薬の副作用に、せん妄があります。
・変な事を言う
・時間の感覚がわからない
・半分夢の中にいるような状態
・手を動かす
・点滴を気にする
・何度も起こしてと言う
・指につけたパルスオキシメーターを外す
・鼻に付けた酸素吸入のチューブを外す
など、まだ軽いせん妄だったので、話をすれば変な事を言ったと、夫自身わかることもありました。
医療用麻薬を増やすと
胸の痛みが酷くなった時には、医療用麻薬を「早送り」(点滴の量を増やす)してもらいます。
今日も「胸が痛い」と言うので、早送りしてもらうと痛みが消え、静かに寝た夫です。
が、しばらくして目を覚ますと、今までで一番せん妄が激しく出ました。
ベッドの冊を持って自分で起きようとするので、ベッドの頭の方を上げ座らせました。
すると、足の指に付けたパルスオキシメーターを外す夫!
何度付け直してもすぐに取ってしまいます。
もう一つ、鼻につけた酸素吸入のチューブを外します。
そして『幻覚』も見ています。
夫に食べてもらうため、ブドウを持って行ったので、口に入れようとすると、私の指をつまんで「もうプヨプヨやし食べれへん」と、失礼なことを言います。
夫の目には、どんなふうに見えていたんでしょうね。
今は体力も筋肉も落ちてしまったので、車椅子に移動させるのも3人がかりなのに、どうしたいのか聞くと、「立つ」と。
今の自分の身体の状態も、わからなくなる時があるようです。
眠剤
今回せん妄が強く出てしまったのは、医療用麻薬の量を増やしたからです。
痛みのコントロールが一番なので、痛みを訴えれば量を増やすことになりますが、夜は昨日から眠剤を使っています。
昨夜、20時頃に眠剤を飲んだ夫は、0時頃までは寝ていたそうですが、その後起きてしまったと。たぶん何度も看護師さんが来てくれたんでしょう。
3時頃から朝までは寝ていたようです。
目が覚めた時にせん妄が出なければ良いのですが、今夜もきっと目が覚めたら、パルスオキシメーターと酸素吸入のチューブを取ると思います。
もう点滴さえ引っ張らなければ、多少のことはしょうがないと思っています。
ただ、外すとナースステーションで警告音がなるので、そのたびに部屋まで来ることになる、看護師さんに申し訳ないです。
もう一つ心配なのが血圧です。
夕方測るとなんと201/105!
今夜も異変がない事を祈るしかないですね。
明日は面会時間の13時に行くつもりなので、それまで何事もなく静かに寝ていてもらいたいです。