四十九日

四十九日白血病ブログ

今日は夫の四十九日でした。

仏教徒なら四十九日の法要をするのが当然なのでしょうが、夫のお葬式は無宗教で直葬を選び、お坊さんに来てもらうこともせず、本当に身内だけで見送りました。

今まで数回お葬式に参列したことがありますが、私には必要のないものだといつも思っていたし、夫も必要ないと言っていました。

直葬にしたことで、余計な事はせず誰かに気を使うこともなく、ただ夫の事を想い静かに見送れたことは、本当に良かったと思っています。

今回の四十九日も法要はしません。

四十九日は「亡くなってから四十九日後に仏様のもとへ旅立つ」と考えられていますが、私はそう思っていません。

地域によって日数の数え方も違いますし、それも変な話ですよね。宗教、宗派、地域によってさまざまな違いがあるので、私は私なりに夫を弔いたいと思います。

四十九日で納骨されることも多いようですが、納骨もしないつもりです。

うちはお墓もありませんし、子供もいないのでお墓を建てる必要もありません。

夫はいつも「その辺の山か海に捨ててくれたら良いよ」と言うので「それは絶対に嫌!」と私が答えることを何度も繰り返していました。

お墓に入りたくないと言っていたので、夫の遺骨は私のそばに置いておくつもりです。

「ここなら夫も喜ぶだろう」と思うほど良いところがあれば気が変わるかもしれませんが、きっと何年も一緒に居ることになると思います。そして、私が死んだときに一緒にしてもらえるところを探すつもりです。

先日、ミニ骨壺を購入しお骨を少し入れました。

このミニ骨壺ならどこにでも一緒に行けます。

いつか、夫が好きだった、人生の半分を過ごしたアメリカに連れて行ってあげたいです。旅行に行きたいと言っていた沖縄や四国、大好きだった温泉にも一緒に行きたいですね。

自由が好きだった夫なので、縛られずに夫らしくしてあげたいと思っています。

 

shun10-10