胸の痛みが酷くなる
肺炎は人によって症状が違い、咳が酷い場合や、痰の量が多くなり息苦しくなったり、痰が出ずにつらい思いをすることもあります。
夫の場合、痰にも悩まされましたが、最初から続いているのが、胸の痛みです。
病棟のナースステーションで面会証を受け取ったときに、看護師さんから言われました。
「昨日の夜から痛みが酷いようで、ほとんど寝れなかったみたいなんです。
なので、ロキソニンを止めて医療用麻薬の点滴に変更しています。」
先日の、39.9℃の熱がでたときから、痛みが酷くなっているので、肺炎が悪化したんじゃないでしょうか。
病室へ入ると、輸液と医療用麻薬を点滴されている夫でしたが、それでもまだ痛いらしく、看護師さんに伝えると点滴の量を増やしてくれました。
担当医が来てくれたので、別室で説明を聞くと、やはり悪化していたようです。
今日撮ったレントゲンを見せてもらいましたが、右肺が真っ白!
水も溜まってるそうですが、夫は水を抜くことはしないそうです。
・水を抜くことでが体の負担になる
・好中球が低いので傷から感染症を起こす可能性がある
・血小板が低いので血が止まりにくいから、出血させたくない
※水は肺炎が治れば自然に吸収されます
これからの治療
今出来ることは、やっぱり抗生剤の点滴しかないそうです。
そして一番大事なのが、痛みのコントロールです。
今回痛みが強くなったことから、夫のメンタルがかなり弱ってしまったので、何よりも痛みを取ることを優先してもらいます。
痛みがあると精神的にもつらく、今日は採血の日でしたが、「これ以上、痛いことはしたくない」と拒否したそうです。
それが、夕方になって38.4℃の発熱。
すぐに解熱剤、その後抗生剤をしましたが、これが悪かったようです。
解熱剤や抗生剤を点滴している間は、痛み止めが点滴できません。
1時間近く痛み止めの間が空いてしまったため、胸の痛みが強くなって、「痛い!」と何度も訴える夫。痛み止めを再開してもなかなか効かず、お尻や背中まで痛みが出て、大変なことになってしまいました。
お尻は床ずれもあるので、三角クッションを用意してもらい、体が斜めになるようにして、様子を見ることにしました。
同じ姿勢でいると、体も凝るし床ずれが酷くなるので、少しでも姿勢を変えることが大事です。
今日、私が聞いた夫の言葉は「痛い!」「嫌」ほぼこの二言だけです。
今までで、一番痛みが酷い一日だったかもしれません。
今夜、痛み止めが効いてぐっすり眠って欲しいし、眠ることが出来れば、少しは元気がでるんじゃないでしょうか。