低活動型せん妄の症状

8/23白血病ブログ

低活動型せん妄

以前はせん妄で、ベッドから降りようとしたり、「早くおろして」と訴えることがありましたが、最近はそれも少なくなりました。

でも、それはせん妄がなくなったわけじゃなく、『低活動型せん妄』になっているんだと思われます。

せん妄にはいろいろありますが、3型に分類されています。

  1. 過活動型せん妄
  2. 低活動型せん妄
  3. 混合型せん妄
【過活動型せん妄】
幻覚、妄想、焦燥性興奮、不眠 など
興奮、過活動が主体になり夜間徘徊、転倒、点滴抜去などのため、抑制が必要な場合があります
【低活動型せん妄】
無表情、無気力、傾眠 など
混乱と鎮静が目立ち、幻覚、妄想、興奮は少ない。しかし、意識障害、内的不穏は持続しています
【混合型】
過活動型と低活動型、両方の特徴が混在した状態

最初のころは、過活動型せん妄だったようで、何度もベッドから降りようとしたり、鼻に付けた酸素吸入のチューブを外して、付けることを嫌がったり、思い通りにいかないと怒っていました。

それが、今はまったく静かになってしまって、『無表情』『無気力』『傾眠』低活動型せん妄だとされる症状が、そのまま当てはまります。

静かに寝ていてくれる方が、ベッドから転落する心配はないですが、話すことまで止めてしまった夫です。

これが一過性のものなのか分かりませんが、数日前にはまだ少し言葉を発していたのに、昨日今日と一言も口にしませんでした。

せん妄には『言語障害』もあるようなので、今までも何を言っているか分からない事もあったし、話さないのか話せないのかわかりませんが、これも言語障害の症状なのでしょうか。

参考 せん妄の診断・治療パンフレット

栄養輸液

いろいろ症状が出るのはしょうがないと思っていますが、食べることと飲むことだけは止めないで欲しいです。

今日は梨を持って行きましたが、2回に分けて食べてくれました。

【梨のカロリー】
中サイズの梨1個(300g)のカロリー約130kcal
(100gあたり43kcal)

1個は食べてないので、100kcalも摂れてないです。

「栄養輸液はポカリスエット一本分くらい」と言われたので、余りにも少なすぎですよね。

一度もっと高カロリーの輸液にしないのか聞いたところ、いろいろ理由を説明され、しないと言われましたが、今度は違う担当医に聞いてみようと思います。

『頑張っている夫の身体には栄養が必要』だと私は思うんですが、違うんでしょうか?

せっかく中心静脈カテーテルを入れたのに、腕ではできない高カロリー輸液をしない理由を、納得がいくまで説明してもらうつもりです。

最近はアイソカルも飲めなくなっています。