「脳みそ活用」それが治療の一環

治療の一環夫 ライフ

今日は、夫が書いたものを紹介します。

「ブログに載せるから何か書いて」とお願いしていましたが、これは夫が逝った翌日に見つけました。

今思う事

この地球に生を受け、今いろんな難題に立ち向かっている訳だけど、基本に立ち戻って考えたい。

人ってまず「おぎゃー」と生まれてくる。

目が覚め、飲む、寝る、うんち、おしっこ、の繰り返しで成長して行く。赤ちゃんの内は泣く、笑う、手足をばたばたする、が運動かな。

これが人間の基本って言うか始まりだよね。なかには生まれてすぐに集中治療が必要な赤ちゃんも居るのは確かだけど、その子達は本当に不憫に思います。

人間の欲

大きくなるに連れ、色々な事に対しての欲が出てくる。

金欲、財欲、物欲、自我欲、睡眠欲、食欲、性欲、支配欲、創作欲、いっぱいある。色んな事を経験してきたけど全てが当てはまります。

そして、今現在どうかなって考えるのです。

俺の今ある欲は

  • 健康欲
  • 金欲
  • おかあちゃんとの生活安定欲
  • 起きる、食べる、寝る、うんちする、おしっこする。

今思う悩みって言うか、人間の基本である性欲がない事がちょっと悲しい。おかあちゃんにも申し訳ないと思っています。15歳も年下だからね。

もっともっと欲を持ちたい、そう思い癌治療に立ち向かっている訳だけど、なかなか思うようにはいかない。

治療自体が人任せでしょ。

医師の言うがまま抗がん剤治療したり、まだ俺はするかどうか決まってないけど、骨髄移植なんてのも考えられる今後の治療です。

考えることが大事

そこで思うんです、どんな病気でも療養中や、入院中で何も考えられないとか、暇だとか、やることが無いって思っている人は、これを実践してみてはどうですかと。

今、自分はこういう状態、でも「こうしたい」とか「ああ成りたい」とか考えるでしょ。

中には何も考えられないって人も居るのはしょうがない。そんな時は寝るのが一番!寝て寝て寝まくる。そしたら寝るのに飽きが来るから、飽きたら今度は考える事。

自分の気持ちは自分でしかコントロール出来ないからね。

いろいろ考えるようになって、目標みたいなのが芽生えたら、絶対悪い事に成らないと思う。

歩ける人なら積極的に院内を歩いたり、療養中の人も無理のない程度の散歩をするようになったり、何かに集中できるようになれば痛みも半減するし、快方に向かうかもしれない。

自分なりの努力が、自分自身を救う手立てになるかもしれないのです。

何も考えず、「ここが痛い」とか「あそこが苦しい」とか言っていても解決にはならない。

大病を抱えていても、気持ちの持ちようで大分違うはず。

「病(やまい)は気(き)から」ですね。

これで病気って名前になったのかな、いろんな体に起きる症状は。

病気の所為にして何もできない、やれない、したくないって言うのはわがままそのもの。生きている資格さえなくなってしまいます。

人間誰でも健康で一生を終えればこんな幸せな事は無い。

でも、ほとんどの人が病気したり、喧嘩、事件、事故でけがをしたり、うつ病に成ったり精神疾患になったりする。いろんな病気が有りますが、これは地球上に住む生き物として逃れられない事だと思うのです。

悩みや精神病、いじめなどで自殺したりするのは悲しい事だよね。自殺する勇気って言うかなんて言うか、その力を生きる方に切り替えて欲しいです。

自殺した夫や妻、お子さん、兄弟姉妹、親戚等をお持ちの方には失礼な事かもしれませんが、そう思います。

父親や母親からの虐待を受けて、亡くなるお子さんもニュースで見ますね。これは親が一回しつけのつもりでやったことが、どんどんエスカレートしてしまったのかな。

車の事故で妻子を無くしたって言うのも有りました。普通に暮らし、普段の生活をしている時に不慮の事故にあって亡くなる。

これは本当にご主人が不憫でなりません。不慮の事故、これは防ぎようのない事です。自分がいくら注意していても襲ってくる、なんとも言えない怖さですね。

前へ!

病気療養中や経過観察の皆さん、一緒に考えて考え抜いて前に進みましょう!

脳みそは生きている間しか機能しないのですよ。考えることに疲れたら、寝れば良いのです。

目が覚めたらまた、脳みそは勝手に動いてくれます。