ハーゲンダッツをみると思い出す夫の姿

2020/11/06白血病ブログ

一人になってからスーパーへ買い物に行く回数は減りましたが、夫と二人の時は本当によく一緒に買い物に行きました。

それは結婚当初からも同じように一緒に行ってましたが、それは私が一人で行けなかったから

なぜ一人で行けなかったかと言うと、結婚生活が始まったのはアメリカでした。それまで旅行に一人ででも行くほどアメリカは好きでしたが、私はまったく英語が話せなかったんです。

「一人で行くんだから少しは話せるでしょ」そう言われたこともありますが、嘘じゃなく本当にまったくダメ。

ただ、相手が言うことはなんとなく分かったので、若さゆえの勢いでどうにかなると思っていたところが、今考えると自分でも凄いと思います。

そんな英語が全く話せない私でしたが、夫はアメリカに住んでいても日本人。会話はもちろん生活スタイルや食事なんかも日本人のままだったので、一緒に住みはじめても特に不便に感じることはありませんでした。

一緒に住むと夫は仕事をしていたし、食事は当然私が作ることになりますよね。

アメリカでも日本の調味料など手に入るので、日本食を料理するのにそれほど困らなかったことは、ありがたかったです。

と言っても普通のスーパーでは手に入らない物も多く、そんなときは中華系のスーパーへ行くと、日本の調味料や食材がいろいろ手に入りました。

本当は日系のスーパーが近くにあればベストだったんですが、遠くにしかなかったのは少し残念でしたね。

買い物に行くのは当然のように車です。
住んでいる場所にもよりますが、まず歩いて行くことがなく絶対に車!

そもそも家から歩いて出かけると言うことが、まったくありませんでした。なので、車が運転できないと出かけられません。

日本の運転免許証を持っていても、今も昔もペーパードライバー。だから英語が話せないことより、夫の運転で買い物に行くほかなかったんです。

何軒かのお店に買い物に行っていましたが、アメリカの巨大なスーパーが本当に好きです♪

店自体も巨大だけれど、品数も多いし巨大な物や大量に入った商品も多く、初めて見る物や何かよくわからない物、買うことはなくてもそんな品物を見ているだけで楽しかったです。

そんな中、一番印象的に残っているのが「ハーゲンダッツのアイスクリーム!」

日本で売っている小さなカップじゃなく、大きなカップがあたりまえに売っているので、映画やドラマでよく見るように抱えてスプーンで食べる!

それがまた美味しいんです♪

大きなサイズは多分「パイント(473ml)」ですね。このサイズのいろんなメーカーのアイスが冷凍庫の中にズラッと並んでいて、その中でもやっぱり買うのはハーゲンダッツ!

夫は日本に帰ってからもハーゲンダッツが好きでしたが、そう頻繁には食べれませんでした。だってアメリカでの金額を考えると凄く高く感じて、安くなっているときしか買えないですよ。

よく「デカいサイズのハーゲンを思う存分食べたい!」そう言っていました。

でも、入院中は病院のコンビニでハーゲンダッツを何度も買っています。食事が食べられないときのカロリー摂取ができて、食事の代わりだと思えば安いものですよね。

今は一人で買い物に行きハーゲンダッツを見ると、映画を見ながらカウチにもたれて、大きなカップからアイスをすくって食べていた夫の姿を思い出します。