牛乳の栄養 牛乳が毎朝病院でだされるわけ 

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病院での牛乳

牛乳は好きですか?

夫の入院している病院では、朝食には毎朝牛乳が付いてきます。
朝食はパンかごはん、好きな方を選ぶことができますが、牛乳はどちらにも付いているんです。

でも「牛乳が苦手な人」もいますよね。
私もその一人で、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるから、ほとんど飲むことはないです。

そんな方は、入院した日に牛乳を飲めるか聞かれるので、その時にダメなことを伝えると、牛乳以外のものに変更してもらえるので大丈夫です。

毎日牛乳が出される理由

牛乳の栄養

牛乳には栄養がたっぷり入っています。

【牛乳の栄養】
コップ1杯200ml 約138kcal

・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・カルシウム
・ミネラル
・ビタミンA
・ビタミンB2
【たんぱく質】
筋肉・内臓・歯・骨・皮膚・髪の毛・血管などのさまざまな細胞・組織を作るために必要。また、免疫細胞・赤血球・神経細胞・ホルモンなどを作るにも必要で、大切な栄養素になります。
「牛乳のたんぱく質は200 mlあたり6.8g」
この何年かで「プロテイン」の文字を目にしたり、CMなどで見ることが増えましたが、「プロテイン」=「たんぱく質」だと知っていました?
私は知りませんでした・・・

プロテインと聞くと、体を鍛えている人や、スポーツをしている人が粉をシェイクして飲んでいるイメージでしたが、あれはたんぱく質をとっているんですね。

入院中にお世話になっている「INゼリー」の一つが「プロテイン10000」。よくわからずに口にしていたけど、間違いではなかったようです。

【脂質】
牛乳の脂質は「乳脂肪」といわれ、消化吸収が良いので、胃や腸に負担をかけず高齢者や病気治療中の人にも良いとされています。
(ただ私のような、お腹がゴロゴロする人には向かないようですが・・・)
【炭水化物】
エネルギーの源として重要な栄養素。
【カルシウム】
歯や骨をつくる。興奮を静める作用もあるので、カルシウムが不足するとイライラしやすくなると言われています。筋肉の収縮にも必要で、心臓の筋肉細胞にもカルシウムが重要です。

牛乳200mlを毎日2~3回摂取すれば、必要なカルシウムがほぼ摂れます。

手軽に必要な栄養を摂取できる牛乳が、病院で出されるのは納得ですね。

食事がとれなくなった夫の例

牛乳

抗がん剤の副作用がいろいろあり、食事が食べられなくなった夫は、1度目よりも2度目が酷く、かなり痩せてしまいました。

食事がとれないと栄養補液を点滴で入れますが、これだけでは必要なカロリーは摂取できないんですね。そのため点滴をしていても、まったく食べない日が続くと痩せていきます。

食べられない原因は高熱や腹痛、下痢、症状はいろいろありましたが、「味覚障害」で何を食べても「甘く感じる」異味症の影響が大きかったです。

「甘く感じる」のなら「苦み」なんかより楽なんじゃないかと思いますが、その甘さが気持ち悪くなるらしく、今まで食べたり飲んだりしていたものが、ほぼダメになりました。

それでも何か口にしないと体が弱る一方なので、いろいろ試した結果、なぜか牛乳は美味しく飲めることがわかったんです!

病院の食事は止めていたので、しばらく飲んでいませんでしたが、牛乳なら飲めるならと毎日飲むようになりました。

牛乳ならカロリーもあるし、必要な栄養素もある程度摂ることができるので、今の夫には丁度いい飲み物です。ただ、味覚障害だけでなく、嗅覚も敏感になっているようで、コップに入れた牛乳の臭いはダメ。小パックのストローで飲む牛乳限定です。
明治 おいしい牛乳 200ml 24本
もっと早く牛乳の事を気が付けばよかったんですが、私が牛乳を飲まないので存在を忘れていたのが悔やまれます。

病院で毎朝出される牛乳。改めて良さを知りました。
普段、食事に偏りがある方は、牛乳を飲んでみてはいかがでしょうか。