病院食
病院の食事なら健康的で体に良さそうだと想像しますよね。
カロリー・たんぱく質・脂質・炭水化物・塩分がバランスよく取れるように計算された献立になっています。確かに体には良いでしょうが、味はそれなりで人によっては口に合わない患者さんもいます。
写真は夕食常食③です。
量が足りないと思う方も、特に男性の方は少なくないようです。
もちろん患者さんの症状によって「おかゆ」だったり、ご飯の量が少なくしてあったり、おかずが違うこともあります。
病院によっては食事を選択する場合もありますし、食事のトレーには患者さんの名前が書いた紙が置かれているので、他の患者さんと間違わないようにしてあります。
朝7時45分・昼12時・夕18時
夫の入院時の食事を紹介したいと思います。
朝食
夫の入院していた病院では朝食7時45分~。ですが、順番に配膳されるので、30分ほど遅れることもよくあります。
ほとんどの病院で、朝食はパンかごはんを選べるので、好きな方を選択してください。
食事は何種類かあり、病気の症状により医師の指示で選択されると、患者さんによって食事内容が違います。また栄養士さんと食事内容を直接相談することもあります。
◇【朝食】
熱604kcal/蛋20.0g/脂15.6g/炭98.1g/塩1.9g 常食②
食パンはトースターが病棟に1台置いてあるので、焼いて食べることができます。歩行が困難な場合は看護師さんにお願いすれば焼いて持ってきてくれます。
食べ終わったトレーは看護師さんが片付けてくれますが、症状の軽い方は廊下にカートがあるので、自分で持って行くことが多いですね。
他の病院では、体調が良く歩行に支障のない場合はデイルームに行き、そこで他の患者さんと一緒に食事をする所もありました。
昼食
12時から昼食が運ばれます。検査などで病室に居なかった場合は後で持ってきてくれます。
◇【昼食】
熱563kcal/蛋31.3 g/脂19.0g/炭62.3g/塩2.3g 常食①
ご飯は麺に変更できる病院もありますが、ご飯の代わりに素うどんになるだけで、おかずは一緒でした。
抗がん剤治療後は副作用で食欲がなく、入院生活も長くなると飽きるので、昼食だけ麺に変えたり少しでも食べやすいようにしていましたが、残すことが多かったです。
夕飯
18時に夕飯が運ばれます。夕飯は特に遅れることが多いです。
◇【夕食】
飲み物
病棟では、お茶(温・冷)お水(温・冷)はもらえます。
多くは機械があるのでマグカップや水筒を持って行き、自分で好きな時に入れに行きます。水筒など直接入れることが出来ない場合は、計量カップなどが置いてあるので、それを使って水筒に入れてください。(使った後は洗浄を忘れないようにお願いします)
病棟のデイルームや家族控室には自販機が設置してあることが多く、ジュースなどはそちらで買うことができます。もしくはコンビニや売店があれば好きな物を買え、気分転換にもなるので便利です。
カード式の冷蔵庫が床頭台に設置してあったので、いつでも飲めるように買って行ったものを入れていました。

食事代
・住民税非課税の方¥210(入院日数90日以内)、¥160(入院日数90日超え)
・指定難病又は小児慢性特定疾病の方等¥260
1食¥460なので3食だと、1日¥1380。
体調が悪く食べられなくても請求されます。
抗がん剤の副作用や症状によって食事が取れないことがわかっているなら、主治医や担当医に相談すれば、食事を止めることもあります。
この場合は食費は請求されません。食事が食べれなくなると、栄養輸液を点滴されます。
まとめ
食事代は、初めての入院の時は260円でした。それが360円に上がり今は460円!
1食200円も違うと負担がかなり増えました。
病院によって献立や味つけも違うでしょうが、夫の口には合わないことが多かったので、長期の入院では苦労しました。ご飯にはふりかけを持って行って、なんとか食べていましたが、残すことも多かったです。
もちろんそんなことばかりじゃなく、普通に綺麗な盛り付けのときもあります。
入院時に持って行くお箸やマグカップは、2019、8の入院から割りばしや紙コップ、使い捨てのスプーンなどを使うようになりました。
個室や部屋に洗面台が付いている場合は良いですが、なければ使うたびに洗いに行く手間が大変です。
エコではないですが体がつらいときは、使い捨てがお勧めです。