3回目の抗がん剤治療と副作用の記録です。
今までとは違う抗がん剤
今回も入院をしたら、抗がん剤治療をすると思っていました。
でも主治医から「白血病の抗がん剤では体がもたない」と言われショックを受けた夫と私。
それじゃぁ治療は出来ないのかと思ったら、「MDS」(骨髄異形成症候群)の治療をしようと思っていると言われました。
「MDS」の抗がん剤は、白血病の抗がん剤に比べてかなり弱いらしく、それなら夫の身体も耐えられるだろうと言う事でした。
・ビターザ 7日間点滴
(最初の説明では5日間)
・キロサイド 24時間の点滴を5日間
・イダマイシン 約1時間の点滴を3日
抗がん剤は首に「中心静脈カテーテル」を入れて点滴をしていたので、入院したらすぐにカテーテルを入れることになるのかと思っていました。でも今回の抗がん剤は弱いものなので、腕からの点滴で大丈夫だそうです。
中心静脈カテーテルは麻酔をして入れるんだけど、やっぱり痛みがあるし、ずっと首からカテーテルが出ているのはうっとうしい上に、感染症のリスクもゼロではありません。
必要だから入れるのはしょうがないけれど、本当はイヤだと思っていた夫なので、腕の点滴で出来ると聞いてホッとしていました。(中心静脈カテーテルについてはこちら)
抗がん剤が始まって
急性骨髄性白血病の抗がん剤は、夫の場合24時間の点滴を5日間ずっと点滴がつながっていていました。抗がん剤が終わった後も点滴はしなければいけなく、お風呂の時以外ずっと点滴でした。
それが、今回の抗がん剤はたったの10分!
時間を聞いた時にあまりの違いにビックリしました。
と言っても、点滴は抗がん剤だけじゃなく、抗生剤、抗真菌薬もあります。血液検査の結果が悪ければ輸血もあるし、点滴をしている時間はけっこう長いですが、夜中の点滴がないのはかなり楽です。
弱い抗がん剤だと聞いたので、副作用もあまりないのかと思っていたら、やっぱり抗がん剤はそんなに甘くはなかったです。
夫に起こった症状
・最初に出たのが、左眼の白目半分が真っ赤になる結膜下出血。
結膜下の小さな血管が破れて出血し、白目部分がべったりと赤く染まる。痛みは無く眼球内部に血液が入ることはないので視野の低下もない。出血は1~2週間で自然に吸収される。
抗がん剤の影響というより、血小板が少なくなっていたから出血しやすかったんだと思います。ただ、1度目の抗がん剤治療の時に、眼底出血を起こして視野欠損しているので、また同じことが起こるんじゃないかと不安でした。
・発熱
発熱は何度もありました。
これはしょうがない事で、熱が高くなりそうなときは早めに解熱剤を飲むようにしています。
急な高熱や悪寒戦慄があった場合には、感染症の疑いがあるので血液検査が必要になります。夫も普段の血液検査とは違う、感染症を調べるための血液採取をしました。
・下痢
抗がん剤投与数時間後から下痢が始まり、この後かなり悩まされることになります。症状が酷いときはお薬をもらって飲みますが、一時的に治まっても何度も繰り返していました。
・倦怠感
本人にしかわからない症状で、周りはどうすることも出来ないですね。
・味覚障害・嗅覚過敏
以前の治療の時から数カ月続いていて、少し悪化したようです。
この味覚障害と嗅覚障害のせいで病院食が食べられなく、私がお弁当を持って行ったり、お店で買って持って行く必要があり、なかなか大変です。
・点状出血
体のあちこちに点状の赤い斑点が出ました。
本人は特に痛みは感じていないようなのでその点は良いですが、これも血小板が少ないことからなので、頭の血管から出血すると大変なので、出血しやすいといろいろ心配です。
・ヘモグロビン6.3(13.7~16.8)
・血小板 21 (158~348)
・好中球 522 (2000~7500)
・CRP 5.22 (0~0.14)
抗がん剤の副作用、骨髄抑制は後から出てくるので、血液の数値はこれから悪くなります。
※これらはあくまで夫に起きた副作用で、副作用には個人差があります。