せん妄との闘い

せん妄との闘い白血病ブログ

夫のせん妄

病室に入り夫の様子を見ると、バスタオルを2枚かけて寝ている夫。

私が来たことにも気づかず、大人しく寝ていますが、何か違和感が・・・
よく見るとバスタオルの下は裸!

いつも着ているTシャツがありません。

以前は短パンにTシャツでしたが、むくみが酷く、寝たきりになってからは、短パンがきつくなったので、今はトランクスとTシャツ姿です。

だから上が裸だと、トランクス一枚で寝ている夫です。

看護師さんによると、急にTシャツを脱ぎだして、止めても「脱ぐ」ときかないので、脱がせるとそのまま寝てしまったそう。

昨日もTシャツを脱ぐと言っていたし、何かスイッチが入ると脱ぎたくなるようですが、そのスイッチが何かわからないんですよね。

その後、体を拭いてからは大人しく着ていたので、別にTシャツが嫌な訳ではなさそうだし、脱ぐ理由が本当にわかりません。

車椅子へ移動

今日はいつもより寝ている時間が多くて、私はかなり暇でしたが、16時頃目を覚ました夫が「座りたい」と。

ベッドに座らせたのでは満足しなくて、「下におりたい」「これ取って」と、ベッドの冊を何度も取ってと言います。

いろいろ言って諦めさせようとしたけど、怒り出したので、しょうがなく看護師さんを呼んで、車椅子に座らせることにしました。

でも、ベッドから車椅子に移すのが大変なんです。

まず、夫は一人では立つことはもちろん、ベッドから脚を下すこともできません。
しかも体には、いろいろ繋がっているのもがあります。

  • 尿道カテーテル+尿パック
  • 腕に点滴(この時は右腕だけ)
  • 胸に心電図のコード3本
  • 鼻に酸素吸入のチューブ
  • 足の指にパルスオキシメーター
  • ベッドサイドに点滴スタンドとモニター
いろんなコードやチューブが絡まないようにして、看護師さん二人で夫の身体を持ち上げ、方向転換して車椅子に移すのは、本当に大変でした。

そんな大変な思いをして座った車椅子ですが、「お尻が痛い」と早々に断念。

クッションを敷いていたけど、痩せてしまったお尻では、少しの時間でも座るのは痛いようです。なので、また苦労してベッドに夫を移しました。

「お尻が痛くなるから、まだ車椅子はあかんね」と言うと、うなずいていた夫です。
が、その後少し寝て、目が覚めると、車椅子に座ったことをすっかり忘れている夫でした。

他にもいろいろ変な事は言っていますが、言うだけなら全然良いんです。
でも、ベッドから降りたいと言うのは、本当に困ります。

話をしてわかってくれるときもあるけれど、上手くいかないときの方が多くて、なかなか難しいですね。

私一人でも移せるほど体力が戻れば、何度でも車椅子に座らせてあげるので、体力を回復するよう、少しでも栄養を摂ってもらいたいです。

なのに、今日は何も食べてくれなかった夫です。

食べてはいませんが、歯磨きは必要です。
でも、なかなか出来なくて、舌苔が酷いとき使っているのがこちら

和光堂 オーラルプラス 口腔ケアウエッティー マイルド(60枚入)

夫が自分の指で口の中をキレイにできるので、使いやすいです。
それと、口の中の乾燥には、看護師さんに教えてもらった、バトラージェルスプレー

【300円OFFクーポンあり】サンスター バトラー ジェルスプレー 50ml×1本
口を開けて寝ている時間が多いと、どうしても乾燥してしまいます。
そんなときは、口の中にスプレーするだけで潤いを保ってくれるので、 夜看護師さんにスプレーしてもらっています。

私は病院の売店で購入しましたが、本当にいろんな商品がありますね。それだけ同じ悩みを抱えている人が多いことがわかります。