24日
24日に逝った夫は、自宅近くのホールの安置室で、安置してもらうことになりました。
病院からは私も一緒に車に乗せてもらい、ホールまで行き、打合せを。
今回、お通夜や告別式はしていません。
それは夫の希望でもあります。
私もコロナの事もあるので、来てもらうのは止めた方が良いと思い、私の身内だけで送ることにしました。
お別れをして出棺、火葬、という簡単なものですが、私はこの形にして良かったと思っています。なぜなら、安置室と言っても家族控室の中にあるので、面会時間内なら、好きなだけ夫の側にいることが出来たからです。
24日は打合せが終わると、ストレッチャーに寝ている夫の顔はそのままでしたが、首から下はドライアイストと布で覆われていました。
でも、顔や髪、頭にふれることができたので、長い間夫にふれながら、話しかけていました。
昼過ぎには棺に入れられましたが、顔は見ることができても、夫にさわることが出来なくなったので、それまで夫と二人の時間があったことは良かったです。
25日
火葬場が25日はいっぱいだったので、26日になりましたが、そのおかげで25日は10時頃から18時すぎまで、夫の側にいることが出来ました。
何度も棺の窓から夫の顔を見ましたが、病院ではいつも手や足、肩や胸などにさわっていたから、夫にふれることができなくなったことが、一番つらかったです。
26日
お別れの時に、最後にもう一度夫にふれることが出来ました。
顔の周りを花で飾り、メッセージや色紙で折った鶴も一緒に入れることができ、普通のお葬式とは違いますが、とても良いお別れができたと思っています。
今は小さくなってしまいましたが、夫を胸に抱くことが出来ます。
夫と一緒に帰宅してから、何度も何度も夫にふれています。もちろんお骨箱の上からですが、さわることで私が安心できるので、しばらくは同じことを繰り返しそうです。
今、夫は長い闘病生活から解放されて、昔の姿に戻って笑っていると思います。
私も夫の夫らしい笑顔を胸に、これからの日々を暮らしていきたいと思っています。
夫の事を心配、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
追伸 このブログは夫の生きた証しを残すため、続けていくつもりです。