歯医者|アメリカの治療費は高い!?

歯医者ライフブログ

日本とアメリカの歯医者

最近、歯医者通いをしている私ですが、昨日の治療では麻酔をしての虫歯治療で約2000円でした。

お会計のたびに日本に住んでいて良かったと思います。なぜなら、数年住んでいたアメリカは医療費が高くて、特に歯科治療が高いことが有名だったからです。

救急車が有料なことや、医療費が高いことは以前紹介しましたが(こちら)歯の治療ももちろん高いです。

アメリカの保険は日本と違って、入っている保険によって使える病院が決まっていたり、保険でカバーできる治療が違っていたりします。

複雑なアメリカの保険

歯の治療はカバーできない保険も多く、別に歯科保健/Dental Insurance が存在します。

アメリカの保険は州によっても制度が違ったりするので、とっても複雑です。

保険によっては免責期間があって、加入してから簡単な虫歯治療には6カ月、大きな治療には12カ月保険が使えないものとか、自由に歯科医を選べない保険など、日本と比べるとビックリすることが多いです。

他にも、会社の保険に入っていても、虫歯が見つかってもすぐには治療できず、歯医者さんから保険会社に連絡し、「保険がカバーできる治療費を確認して、見積もり費用をだしてもらう必要があった」なんて聞くと、正直めんどくさいですよね。

それに、治療費は歯医者さんによってかなり違うらしく、初診で見積もり費用を出してもらい、高ければ別の歯医者に行くなんてことも多いそうです。

例えば 初診で

  • 歯のレントゲン/$140
  • 診断/$70

初診費が計$210した話とか($1=110円として、23100円ですよ!)日本ではありえないですよね。現に先日の初診では、レントゲンとクリーニングで約4千円でした。

知らずに歯医者に行って、この金額を言われたらビックリです。

このあと見積もりを聞いて治療するか決めるわけですが、初期の虫歯治療が$100ほどで済む場合もあれば、2本の歯で$600(66000円)とか、虫歯が進行して神経まで治療したら一本で$700(77000円)だったとか聞くと、歯医者に行くか悩みます。

アメリカにいたときに、入っていた保険がどんなものだったか私にはわからないけど、とにかく歯の治療には$1000、$2000かかると思っていたから、一度も行かなかったです。

歯茎が腫れて顔まで腫れたこともあったけど、もともとの歯医者嫌いもあって行きませんでした、というより怖くて行けませんでした。

その後、日本に帰ってきてから抜くハメになるんですけどね・・・

歯にうるさいアメリカ

歯医者アメリカ

アメリカでは子供のころに歯科矯正、大人になっても定期的なクリーニングを欠かさない人も多いです。

最近は日本でも使っている方も多くなった、フロスマウスウォッシュもいろんな種類が売っていて、歯に関しては物凄く気を遣う国です。

私もアメリカにいる頃はどちらも使っていましたが、日本に帰ってきてからは止めちゃいました。歯医者さんではフロスを使うことをすすめられたけど、苦手なんですよねフロス・・・

日本でも歯並びや歯の色も気にするようになりましたが、アメリカでは「歯並びも完璧で真っ白な歯」をしている人が多いです。自宅で気軽にできるホワイトニングの商品も何種類も売っていました。

でも、ある程度の年齢の方がこの「真っ白な歯」だと、私は違和感を覚えて苦手です。見た目は年をとっているのに、歯だけが白くて浮いている感が気持ち悪くて・・・

年をとれば少しは歯の色が変わるのも自然だと思うんだけど、あまりに白すぎるのは不自然でやり過ぎだと思うのは私だけでしょうか。

いろいろ言いましたが、歯のホワイトニングはしたいと思っているので、自宅でホワイトニングをしてみようかと思っています。

日本の治療費は高くない

とにかくアメリカの医療費は「分かりにくくて高い」そのイメージしかないので、体調が悪くても歯が痛くても、お金に余裕のある人しか気軽に行けないと思っていました。

なので、いつでも病院に行くことが出来て、気軽に歯医者にも行ける、緊急時には救急車を呼んでも無料。医療費だって「高額療養費制度」で申請すれば自己負担分以上は戻ってきたり、事前に「限度額適用認定証」を提出すれば一定金額以上払わなくていい。

日本の医療制度は、外に出て初めて素晴らしい事に気づきました。

かなり医療費がかかっている我が家ですが、「これがアメリカだったら治療もできなかったかもしれないし、この金額で良かった」そう思うことにしています。

医療費が無料の国があることも知っていますが、それも良い面悪い面があるので、少なくとも安心して病院に行けることが、ありがたいと思う今日この頃です。