励ましの声

2020-11-17ライフブログ

いつになったら夢で逢えるのか

一日の中でも気分に波があります。

やる気があって元気な日もあれば、何もしたくない日も。朝から調子がよくて良い感じだったのに、何かのきっかけで落ち込むことも。

昨日の朝、ベッドでウトウトしているときに「おかぁちゃん」って夫の声が聞こえたんです。寝ぼけていたのかもしれないし、気のせいかも知れないけれど、本当に私には聞こえた夫の声。

夜眠ると毎晩夢を見て、その夢は朝起きてもしっかり覚えていました。だから夫が亡くなったとき、きっと夫の夢を見るから夢で逢えると思っていました。

それなのに、眠っても夢を見ないんです。

あれだけ夢を覚えていたのに、朝起きると全く何もない。夢を見た断片もなくて本当に何もない。それが夫の亡くなった日から続いています。

夢で逢えるのを待っていたけれど、声が聞こえたのは嬉しい驚きでした

きっと良い1日になる!
朝はそう思えたのに夜には気分は沈み、今日も一日ダメでした。

それでもパソコンをしていると、夫のパソコンを買った日のことが思い出され、設定に時間がかかり2人でイライラしたこと。そのパソコンを夫が使っている姿が目に浮かびます。

夫と私のデスクが二つ、2人並んでパソコンをしていた日々。それが懐かしくて、隣に夫がいない事が悲しくて、もの凄く寂しくなりました。

何をしていても、ずっと身体の中に黒い塊があって、どうしても消えてくれない。
そんな一日でした。

でも、こんなに沈んでいるのは、夫の声が聞こえたからじゃありません。きっと辛い日になることがわかっていて、先に励ましてくれたんじゃないかと思うんです。

気のせいでもいいから声を聞きたい。それがダメならせめて夢に出てきて欲しい。

夫と付き合う前、夢に見たことで意識するようになり、結婚までしました。だから私にとって夢は大事なこと。いつになったら夢に出てきてくれるんでしょうね。

終わりと始まり

あの日、夫は長く続いた痛みや苦しみから解放されました。

不本意だけれど、そのことだけは良かったと思うようにしています。

夫には苦しみが終わった日。
私にとってもそうだと思っていました。

でも、そうではなく、新たな苦しみと辛い日々が始まった日

残された者には終わりがないなんて知りませんでした。大切な人を亡くしても、普通に生活をしている人が大勢いる。だから私もきっと大丈夫だと思っていたんです。

でも、その人達も見せないだけで、きっと苦しんでいたんだと今は分かります。

私はブログやTwitterで気持ちや愚痴を吐き出しています。それで少し気が楽になるから。そんな愚痴にも共感してくれる人がいる。自分に「やさしく」すれば良いと言ってくれる人がいる。

そんな優しい人たちがいることに救われます。

Twitterにも大切な人を亡くした方が何人もいます。辛い思いを抱えながらでも頑張っている方々のように、いつか私も頑張れるようになりたい。

心からそう思います。