いつになったら夢で逢えるのか
一日の中でも気分に波があります。
やる気があって元気な日もあれば、何もしたくない日も。朝から調子がよくて良い感じだったのに、何かのきっかけで落ち込むことも。
昨日の朝、ベッドでウトウトしているときに「おかぁちゃん」って夫の声が聞こえたんです。寝ぼけていたのかもしれないし、気のせいかも知れないけれど、本当に私には聞こえた夫の声。
夜眠ると毎晩夢を見て、その夢は朝起きてもしっかり覚えていました。だから夫が亡くなったとき、きっと夫の夢を見るから夢で逢えると思っていました。
それなのに、眠っても夢を見ないんです。
あれだけ夢を覚えていたのに、朝起きると全く何もない。夢を見た断片もなくて本当に何もない。それが夫の亡くなった日から続いています。
夢で逢えるのを待っていたけれど、声が聞こえたのは嬉しい驚きでした。
きっと良い1日になる!
朝はそう思えたのに夜には気分は沈み、今日も一日ダメでした。
それでもパソコンをしていると、夫のパソコンを買った日のことが思い出され、設定に時間がかかり2人でイライラしたこと。そのパソコンを夫が使っている姿が目に浮かびます。
夫と私のデスクが二つ、2人並んでパソコンをしていた日々。それが懐かしくて、隣に夫がいない事が悲しくて、もの凄く寂しくなりました。
そんな一日でした。
でも、こんなに沈んでいるのは、夫の声が聞こえたからじゃありません。きっと辛い日になることがわかっていて、先に励ましてくれたんじゃないかと思うんです。
気のせいでもいいから声を聞きたい。それがダメならせめて夢に出てきて欲しい。
夫と付き合う前、夢に見たことで意識するようになり、結婚までしました。だから私にとって夢は大事なこと。いつになったら夢に出てきてくれるんでしょうね。
終わりと始まり
あの日、夫は長く続いた痛みや苦しみから解放されました。
不本意だけれど、そのことだけは良かったと思うようにしています。
夫には苦しみが終わった日。
私にとってもそうだと思っていました。
でも、そうではなく、新たな苦しみと辛い日々が始まった日。
でも、その人達も見せないだけで、きっと苦しんでいたんだと今は分かります。
私はブログやTwitterで気持ちや愚痴を吐き出しています。それで少し気が楽になるから。そんな愚痴にも共感してくれる人がいる。自分に「やさしく」すれば良いと言ってくれる人がいる。
そんな優しい人たちがいることに救われます。
心からそう思います。