太陽の光を浴びる
先日「冬うつ」について紹介しましたが、本当に私も気を付けなければいけないと思いました。
去年の秋冬は夫が入院中で、毎日病院へ行くために外出していました。病院へ行けば夫や看護師さんと話をすることも多く、夫の差し入れの為に買い物も毎日のようにして忙しい日々。
今年も4月から夫は入院し、一時退院をしたけれどその後も入院生活は長く、私は毎日病院へ行っていました。
そんな日々は身体も疲れるし、精神的にも辛かったけれど、「私が病気になったら夫に会いに行けなくなる」そう思って気を張り頑張っていました。
それが、夫が亡くなるとあれだけ忙しかった日々が、急に何もなくなってしまいます。
「病院へ行かなくていいから楽になった」と思われるかもしれませんが、病院の夫の元へ行くことが習慣となっていたのに、その必要がなくなって気が抜けたようになってしまいました。
まだ夫が亡くなってすぐの頃は、諸々の手続きで忙しくしていましたが、それも終わると外に出ることが少なくなり、今は必要最低限の外出しかしないように。本当は家から出たくないと思っています。
もともと家の中に籠ることが平気だったから、それで良いと思っていましたが、「冬うつ」のことを調べると心配になってきました。
夫と2人の生活では一緒に外出することも多かったですし、出かけなくても夫とたわいもない会話をして笑う事や喧嘩をすることもありました。夫の為に体を考えた料理を作り、一緒に食事をしていました。
そんな普通の生活を送っていましたが、一人になると全く違います。
これでは健康的な生活とは到底言えませんよね。
ただでさえ夫を亡くしたことは、精神的にショックをうけ大きなストレスです。その傷が癒えるにはどれだけの時間がかかるか分かりません。
そんな状態だと「冬うつ」になってもおかしくないし、なって当然です。
雨の日や曇りの日はそれだけで気分が沈んでしまいます。
今日は晴れたので、久しぶりに買い物へ行きましたが、太陽の光を浴びて青空を見るだけで、気分が明るくなりました。
日照時間が短くなることで冬うつが増えると言われるように、太陽の光を浴びることは本当に大切だと実感しています。
結婚したころ二人で住んでいたのはアメリカです。その頃からよく二人で歩いていましたが、いつも手を繋いで歩いていたんです。
日本に帰って来てからしなくなったけれど、それまでは本当に手を繋ぐことが普通でした。そんな思い出があるから、一人で歩くことは私にとっては辛いことです。
でも、「たまには外に出なあかんよ!」そう言っていた夫の言葉を思い出し、天気の良い日にはなるべく外に出て、夫の大好きだった太陽の光を浴びるように、しなければいけないですね。