ご報告
昨夜、夫の容体が急変しました。
私が到着するまで頑張って、本当に頑張って「私が夫に触れ、話しかける時間」をくれました。
担当医によると、一時本当に間に合わないと思ったそうですが、私が向かっていることを何度も告げると、夫は持ちなおしてくれたそうです。
最後の最後まで優しさをくれた夫です。
もし間に合っていなかったら、私の後悔は計り知れないと思います。
そんな、酸素マスクをして意識もないのに、頑張って私を待ってくれた、夫の優しさには感謝しかありません。
「遅くなってごめんね」
「待っていてくれてありがとう!」
「本当によく頑張ったね、えらかったね」
「もう苦しくないからね」
「本当にありがとうね」
頬に手をあて夫の体にふれながら、何度も何度も耳元で繰り返しました。
「待っていてくれてありがとう!」
「本当によく頑張ったね、えらかったね」
「もう苦しくないからね」
「本当にありがとうね」
頬に手をあて夫の体にふれながら、何度も何度も耳元で繰り返しました。
私が到着してから約30分後、私の手の中で静かに逝ってしまった夫です。
私にとってこの30分は、かけがえのない時間になりました。
この30分をくれた夫には、本当に感謝しています。